「ドイツ留学、どうしようかな……」と迷っているあなたへ。
ドイツに留学していた経験者として、声を大にして言いたいことがあります。ドイツ留学は、絶対に行くべきです!
「英語圏じゃないから大変そう」「ドイツってちょっと地味なイメージが……」そんな風に思っているかもしれませんが、それは大きな誤解です。
この記事では、実際にドイツ留学を経験した私が、ドイツ留学がなぜおすすめなのか、その理由を5つの魅力と2つの注意点に分けて、徹底的に解説します。この記事を読み終わる頃には、きっとドイツ留学の魅力が伝わるはず!
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個人的に留学準備で一番大変だったことなので、留学準備中の方は参考にしてみてください。
なぜドイツ留学がおすすめなのか:5つの理由
1.治安の良さ:留学先として最適
留学先を選ぶ上で、何よりも重要なのが治安です。その点、ドイツは西ヨーロッパの中でもトップクラスに治安が良い国だと言えます。
留学中、イギリスやイタリアなどドイツ以外にも計6か国訪れましたが、ドイツが最も治安が良く感じました。ほかの国ではどこに行ってもほぼ必ず物乞いの人や、ものを売りつけようとしてくる人がいましたが、ドイツではベルリン以外ではそこまで強烈な勧誘などはありませんでした。
もちろん、どの国にも危険なエリアはありますが、基本的な生活圏においては夜一人でも全然歩けるくらい安全です。夜遅くの移動や、人通りの少ない場所を避けるなど、最低限の注意を払っていれば、安心して生活できます。
これは、日本の生活水準に慣れている私たちにとって、非常に大きなメリットです。「留学=危険」というイメージを払拭し、学業や生活に集中できる環境が整っているのは、ドイツ留学の大きな魅力です。
2.英語も普通に通じる
基本的に英語はどこでも通じました。大学はもちろん、外出先のお店でも英語が伝わらないところはほとんどなかったです。
もちろん、100%というわけではないですが、日常生活を送るうえで言語面で苦労を感じたのは後述する病院でのみでした。
また、ドイツの大学は国際色豊かです。フランスやイタリア、ハンガリー、チェコ、ウクライナなどの隣国はもちろん、ベトナムや中国などのアジア圏、インド、メキシコやブラジルなど世界中の国からの留学生とかかわることができました。ハンガリー人の友達の家にレンタカーを借りて8人で遊びに行ったり、みんなでキャンプファイヤーをしたことは忘れられない思い出です。
留学生が多いので、基本的に大学内の情報は英語で知ることができます。私の滞在先の大学の場合は、掲示や案内もドイツ語、英語両方でしてくれていました。
3.意外と生活費は安い:驚きの物価と交通費

「ヨーロッパ=物価が高い」というイメージがありますが、ドイツは他の西ヨーロッパ諸国(特に北欧やスイス)と比較して、生活費をかなり抑えることができます。
スーパーの物価は日本と同じくらい
特に食費は、自炊をすれば日本よりも安くなる可能性があります。スーパーで売っている食材は日本と同じくらいの値段でした。特にパスタとパンは日本よりも安く、自炊をしていれば日本と同程度の食費で全然いけます。ビールに関しては500mlで100円と、日本より全然安いです。しかもめっちゃおいしい。。
ドイチュラントチケットで交通費が激減
そして、近年導入された**「ドイチュラントチケット(Deutschlandticket)」**は、留学生にとって神のような存在です。
これは月額49ユーロ(約8,000円弱)で、ドイツ国内のほぼ全ての公共交通機関(長距離特急を除く)が乗り放題になるという夢のような定期券です。バス、トラム、地下鉄、そしてローカル列車を自由に使えるため、通学はもちろん、旅行時の交通費がほぼゼロになります。これにより、交通費の負担は大幅に軽減され、生活費全体を安く抑えることができるのです。
4.観光がしやすすぎる:国内旅行のしやすさは世界トップクラス

- ドイツランドチケットで交通費の心配なし:ドイツランドチケットがあれば、ドイツ内は端から端まで交通費は基本的にかかりません。私が滞在していたレーゲンスブルクという南の町から、北のベルリンまで8時間ほどの移動も無料でできます。交通費が高いヨーロッパにおいて、この仕組みは本当にありがたいです。
- 「お城めぐり」チケットもお得な場合あり:特定の州や観光地では、歴史的な建物を巡るお得なコンビネーションチケットが用意されていることがあり、活用するとお得に観光ができます。例えばバイエルン州(ドイツ南部)の城巡りチケットはノイシュバンシュタイン城など有名なお城もチケットで入れるので留学する場合は購入するとお得です。
5.街並みがきれいすぎる:息をのむ中世の風景
ドイツはモダンな大都市だけではありません。一歩郊外に出れば、息をのむような美しい中世の街並みが残っています。私が訪れた中でおすすめの都市をいくつか紹介します。
- フュッセン (Füssen):かの有名なノイシュバンシュタイン城の麓の街。まるでおとぎ話の世界に迷い込んだような景色が広がります。ド定番ですが、ノイシュバンシュタイン城はマジですごいので絶対行くべき。
- ハイデルベルク (Heidelberg):古城と大学の街。ネッカー川にかかる古い橋からの眺めは、ロマンチック街道のハイライトです。
- ローテンブルク・オプ・デア・タウバー (Rothenburg ob der Tauber):中世の城壁が完全に残る「宝石」のような街。どこを切り取っても絵になります。
これらの美しい街を、ドイチュラントチケットを使って気軽に訪れることができるのは、ドイツ留学最大の醍醐味と言えるでしょう。
ドイツ留学で気を付けること:2つのリアルな注意点
最高のドイツ留学ですが、快適に過ごすために知っておくべき2つの注意点があります。
1.治安が悪い地域・エリアを知っておく
ドイツの治安は全体的に良いと述べましたが、大都市にはやはり注意が必要なエリアが存在します。
- 大都市の主要駅周辺:ベルリンやフランクフルトなどの主要駅周辺、特に夜間は、浮浪者や麻薬中毒者、物乞いの人が集まりやすく、緊張感が高まります。特にフランクフルトは主要駅から徒歩1,2分でかなり危険なエリアがあります。滞在したホステルがちょうどそのエリアだったのですが、あきらかに薬をやっている人や、おそらく薬の売買のために立っている人がいて、かなり危険を感じました。
- 「ホームレスや物乞いの人が普通にいる」という現実:日本とは異なり、通りや地下鉄の構内で物乞いをする人やホームレスの人を見かけるのは日常茶飯事です。彼らは基本的には無害ですが、不必要なトラブルを避けるために、視線を合わせすぎない、話しかけられてもきっぱりと断るなどの対処法を身につけておく必要があります。特にベルリンは注意。私も友人も、唯一ベルリンでのみ強烈な物乞いを受けました。特に友人は去ろうとしたら腕を引かれてお金を渡すように強く言い寄られたと言っていたので、ベルリンへ行く際は特に注意してください。
危険な目に遭わないためには、「ここ数年で治安が悪化しているエリア」を事前に調べ、夜間は近づかないなどの自己防衛策をしっかりと取ることが重要です。
2.病院はかなり適当で、英語が通じないこともある

滞在中一度39度近い熱がでて、つばも飲めないくらい喉が痛くなったことがありました。この時に病院に行ったのですが、これがかなり大変でした。
一番の原因は、受付の人に英語が通じなかったこと。海外で病院に行く場合は、保険を使うために書類の作成などいろいろとお願いをする必要があります。これが全く通じず、とても大変でした。また、公式サイトには保険連携での後払いが可能と記載があるのにもかかわらず、受付の人にそれはできないといわれてしまうこともありました(別の受付の人に行ったら普通にできました。。)
日常生活では簡単な英語で済むことがほとんどですが、病院の場合は特に保険関係でかなり詳細なコミュニケーションが必要なため、英語が通じないとかなり大変です。私は加入していた保険に診療時の通訳サービスが含まれていたため、途中からお願いして受付の人との対応も変わってもらい何とかなりました。
万が一のために、保険は通訳サービス付きものもが本当におすすめです。多分なかったら私は診察してもらえなかったと思います。
私が言った病院がたまたまそうだった可能性も十分ありますが、診察自体も日本と比べると適当です。喉の風邪で計2回診療したのですが、1度目は喉を数秒見て細菌性の喉の風邪と言われ、細菌用の薬を処方されました。しかし、1週間たっても一向に治らず、自分で調べて細菌性ではなくウイルスの風邪の可能性が高いと感じ、2度目診療の際に伝えたところ、もう一度喉を見てウイルス性かもと言われ、処方されたウイルス用の薬を飲んだらすぐ直りました。。
まとめ:ドイツ留学であなたの世界は広がる
最後には何点か注意点も紹介しましたが、総じてドイツ留学は最高です。
- 治安の良さの中で安心して学業に集中でき、
- 驚くほど安い費用で国内旅行を楽しみ、
- 中世の美しい街並みに心を癒やされる。
もちろん、新しい環境での生活には大変なこともありますが、それらを乗り越えた先に得られる経験と自信は、かけがえのない財産になります。
迷っている時間がもったいない! ドイツは、あなたの留学先として最高の環境を提供してくれるでしょう。さあ、一歩踏み出して、あなたの新しいドイツでの生活をスタートさせましょう!
ドイツ留学をする際に必須となる、閉鎖銀行口座の解説方法についてまとめました。
個人的に留学準備で一番大変だったことなので、ぜひ参考にしてみてください。





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